生活習慣病の原因と予防に関わる脂質の重要性

脂質は生活習慣病の予防にも原因にも関わる重要な要素です。生活習慣病として肥満が問題になっていることは多くの人が知っていますが、その原因として脂肪の摂り過ぎが問題になっているのは明白です。そのため、脂肪を食事からできるだけ摂らないようにしてダイエットするという試みはよく行われています。しかし、生活習慣病との関わりでは肥満以外とも関係が深いのが事実であり、適切な形で付き合っていくことが必要とされているのが事実です。
高脂血症のように血中の中性脂肪やコレステロールが多くなってしまう病気があります。これは必ずしも肥満だから起こるわけではなく、代謝が正常に行われなくなってしまっているのが原因である場合も少なくありません。また、コレステロールが血管に沈着することによって血管が肥厚を起こすと末梢血管の抵抗値が上昇してしまい、高血圧を引き起こすことも知られています。血液中の中性脂肪やコレステロールによる影響はあまり自覚症状につながらないことから発見が送れることが多いものの、動脈硬化につながる場合も多いのが特徴です。動脈硬化が原因となって血管の閉塞や破裂が起こると脳卒中や心筋梗塞、下肢血管閉塞症などのリスクが高まり、日常生活に支障を来すようになりがちです。そのような状況にならないようにするためにも適切な形で脂質の摂取を行っていくことが必要ですが、ただむやみに減らせば良いわけではありません。身体にとって欠かせない栄養素であり、必須脂肪酸として摂取が望まれているものもあることは留意しておきましょう。極端な方法で予防に取り組んでしまうと、それが日常生活に支障を来すことにつながるリスクもあります。自覚症状を伴わないうちに身体に支障が生じてきている場合もあるため、適切な検査を受けて健康管理を行わなければなりません。

生活習慣病と脂質との関連で理解しておきたいのは、適切な量と種類だけ摂取するように心がけることです。特に注意しておきたいのは必須脂肪酸とされるDHAやEPAなどは不足している人が多いという現状でしょう。青魚に多く含まれていることは知られていますが、昔とは異なり魚を中心とした食生活ではなくなった日本人は通常の食生活を送っていたのではDHAやEPAが不足してしまいがちです。摂取したかどうかですぐに自覚症状に現れることはないため、特に問題はないだろうと考えてしまうことが多いのがDHAやEPAですが、血管や血液状態の改善、脳機能の向上などの様々な面で生活習慣病の予防や改善に役立つことがわかってきています。特に高脂血症や高血圧などの直接の原因となる血管状態や血液組成の改善効果については信頼性が高いため、積極的な摂取を行うことが望まれているのです。ただし、あくまで過剰摂取をすればカロリーとなってしまって肥満の原因となるのは事実であり、適切な量を摂取するようにしましょう。推奨されている一日量は1000mgであり、青魚を食べていれば基本的にはまかなえる量です。しかし、毎日食べるのが大変だと感じることもあるでしょう。その際にはサプリメントの使用も考慮すると効果的な生活習慣病予防を行えるようになります。必須脂肪酸であるDHAやEPAの摂取だけで高血圧や高脂血症などが改善される場合もあり、日常生活の諸々を改善するのに比べると取り組みやすい対策となるでしょう。将来へ向けてこれから対策をしたいという人の場合には簡単に取り組める予防方法としてまずはDHAやEPAの摂取から始めるのが得策です。脂質は摂取してはならないという考え方は捨てて、必要なものは摂取し、過剰に摂取しないようにするという視点で付き合っていくようにしましょう。

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